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銃の知識

グロック19 完全ガイド|装弾数15発・スペック・グロック17との違いを徹底解説

グロック19グロック拳銃装弾数コンシールドキャリー
スペック項目 グロック19(Gen5)
口径 9×19mm パラベラム
装弾数 15発(+薬室1発)
全長 187mm
バレル長 102mm
アクション ストライカー式(Safe Action)
製造国 オーストリア
採用年 1988年〜
現行世代 Gen5(2017年〜)

グロック19とは?世界で最も愛されるコンパクトハンドガン

「ゴルディロックス・グロック」——大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい。グロック19はグロックシリーズの中で最も人気が高く、現在世界で最も多く販売されているハンドガンの一つです。

オーストリアのグロック社が1988年に発売したこのコンパクト拳銃は、フルサイズのグロック17(全長204mm、17発)の信頼性をそのままに、サイズを一回りコンパクト化(全長187mm、15発)したモデルです。ポリマー(高強度プラスチック)フレームとスチール製スライド・バレルを組み合わせた革新的な構造により、耐久性と軽量性を両立。「丈夫で撃ちやすい」の二拍子が揃ったグロック19は、世界60カ国以上の軍・警察・民間ユーザーに採用されています。

「サバゲーのサイドアームにグロック19のエアガンが欲しい」「グロック19がどんな銃なのか知りたい」「グロック17との違いが気になる」——そんな方のために、本記事ではグロック19の歴史・スペック・採用実績・おすすめエアガンまで、すべてを網羅して解説します。

グロック17の歴史と特性についてはこちら

グロック19の開発史:1988年から現在まで

グロック社とグロック17の誕生

グロック社の創業者ガストン・グロックは、1982年にグロック17を開発しました。当時のハンドガン設計に革命をもたらしたポリマーフレームの大幅採用と、外部ハンマーを持たないストライカー式機構(Safe Action)により、グロック17は瞬く間に世界の警察・軍に普及。オーストリア軍の制式採用を皮切りに、米国・ヨーロッパ・アジアへと広がっていきました。

グロック17の詳細な経緯と歴史についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。

グロック19(1988年):コンパクト版の誕生

グロック17の成功を受け、グロック社は1988年に「より小さく、より携行しやすいグロック」としてグロック19を発売しました。スライドとグリップをわずかに短縮しながらも、15+1発という大容量を確保。コンシールドキャリー(隠し持ち)を主な用途として設計されたコンパクトモデルでありながら、フルサイズのグロック17に引けを取らない信頼性を実現しました。

実はグロック19という名前の「19」は、開発順序を示す番号です。グロック17が最初のモデルとして「17」を与えられたのに対し(17はプロジェクトの通し番号)、グロック19はグロック社の19番目のプロジェクトとして位置づけられました。

Gen1〜Gen5:35年にわたる進化

世代 発売年 主な変更点
Gen1 1988年 オリジナルモデル、グリップ溝なし、シンプルな構造
Gen2 1988年 グリップテクスチャー改良、チェッカリング追加
Gen3 1998年 フィンガーグルーブ追加、アンダーバレルレイル搭載
Gen4 2010年 バックストラップ交換式グリップ、リバーシブルマガジンリリース
Gen5 2017年 フィンガーグルーブ廃止、バレル改良(マルクスマンバレル)、MOS(オプティクス搭載)対応

現在の最新世代であるGen5では、以前のモデルにあったフィンガーグルーブが廃止されてより多くの手の形に対応。改良されたマルクスマンバレル(バレルの溝・ライフリングを改良したもの)により命中精度が向上しています。また、Glock 19 MOSはドットサイト(レッドドット)を搭載できるスライドカットが加えられており、戦術的な用途に対応しています。

グロック19の装弾数とスペック詳細

装弾数:15発(+1)の意味

グロック19の標準マガジン容量は15発です。「+1」とは薬室(チャンバー)に装填される1発のことで、マガジン15発+薬室1発=合計16発の弾丸を携行できます。

コンパクトサイズのハンドガンでありながら15発という大容量を実現しているのは、グロック独自の「ダブルスタック(2列弾倉)」マガジン設計のおかげです。従来のシングルスタック(1列弾倉)設計と比べて、同じグリップ長でより多くの弾薬を収納できます。これにより、グロック26(10発)やベレッタM9(15発・シングルスタックより容量が少ない)より実用的な装弾数を確保しています。

さらに実用面で優れているのがマガジン互換性です。グロック17(17発)のマガジンをグロック19に挿入すれば17発を使用可能(グリップ下端にマガジンが若干飛び出しますが機能します)。また33発の延長マガジンも市販されており、用途に応じて弾数を増やすことができます。グロック19ユーザーは「普段は15発で携行し、緊急時や競技用途では17発や33発マガジンに換装」という柔軟な使い方ができます。

グロック19の全スペック

項目 スペック
口径 9×19mm パラベラム(9mmルガー)
アクション ストライカー式(Safe Action)
装弾数 15発(標準)/17発(G17マガジン)/33発(延長マガジン)
全長 187mm
バレル長 102mm
製造国 オーストリア
採用年 1988年〜
最新世代 Gen5(2017年〜)

グロック17・グロック26との徹底比較

グロックシリーズで最も比較されるのがグロック17、グロック19、グロック26の3モデルです。口径はすべて9×19mmパラベラムで共通しており、用途とサイズの好みで選択します。

サイズ・スペック比較表

モデル 全長 バレル長 装弾数 分類 主な用途
グロック17 204mm 114mm 17発 フルサイズ 競技・軍用・警察
グロック19 187mm 102mm 15発 コンパクト 汎用・法執行・コンシールド
グロック26 163mm 87mm 10発 サブコンパクト 最高携行性・バックアップ

グロック17と比較したグロック19の寸法差:

  • 全長:204mm → 187mm(17mm短い
  • バレル長:114mm → 102mm(12mm短い
  • 装弾数:17発 → 15発(2発少ない

この「わずか17mmの差」が携行性に大きく影響します。ホルスターからの抜き差しがスムーズになり、長時間の携行による疲労も軽減されます。そのため、グロック17とグロック19を比較したとき、日常的な携行(コンシールドキャリー)を重視するユーザーはほぼ全員がグロック19を選ぶといわれています。

用途別おすすめの選び方

グロック17を選ぶべき人

  • 射撃競技(IPSC、USPSA等)に参加したい
  • できるだけ多くの弾数(17発)が必要
  • フルサイズのグリップが好みで、射撃性能を最優先する

グロック19を選ぶべき人(汎用性最高)

  • 一丁だけグロックを選ぶなら迷わずこれ
  • 法執行機関のスタンダード装備を使いたい
  • コンシールドキャリーにも対応しつつ、スポーツ射撃にも使いたい
  • グロック17マガジンとの互換性を生かしたい

グロック26を選ぶべき人

  • 極限まで小型化したい(コンシールドキャリー専用)
  • バックアップウェポンとして携行する
  • 10発で十分という割り切りができる

グロック17・19・26の詳細な比較についてはこちらの専用コラムをご覧ください。

世界の軍・警察・特殊部隊での採用実績

グロック19の最大の評価ポイントは、世界中の実際のプロフェッショナルユーザーに選ばれ続けていることです。

米国FBI(連邦捜査局)

2014年、米国連邦捜査局(FBI)はそれまで使用していたSIG P226などに代わり、グロック17とグロック19を標準装備として採用しました。FBIが採用にあたって評価したポイントは、信頼性・精度・耐久性・カスタマイズ性でした。全米に展開する捜査官が携行するサービスピストルとして、グロック19が選ばれたことは業界全体に大きな影響を与えました。

現在のFBIでは、エージェントの体格や用途に応じてグロック17(フルサイズ)またはグロック19(コンパクト)を選択できる仕組みになっています。

米海軍特殊部隊(Navy SEAL)

米海軍の精鋭部隊Navy SEALsは、作戦内容によってグロック19をサイドアームとして携行します。特に**便衣作戦(民間人に扮した情報収集・特殊任務)**では、グロック17より小型で隠しやすいグロック19が重宝されます。SEALsが使用するグロック19には、しばしばサプレッサー(消音器)やタクティカルライト、レーザーサイトが装着されます。

デルタフォース(SFOD-D)・レンジャーズ

米陸軍の対テロ特殊部隊デルタフォースや第75レンジャー連隊でも、グロック19が採用されています。コンパクトながら15発という大容量、そして市街地戦でも扱いやすいサイズが高く評価されています。

英国SAS(特殊空挺部隊)

英国の精鋭特殊部隊SASも、グロック17と並んでグロック19を採用しています。長期任務での信頼性と、シンプルなメカニズムによる低メンテナンス性が採用理由の一つです。

世界の拳銃性能比較についてはこちらのランキング記事もご参照ください。

映画・ゲームに登場するグロック19

グロック19は世界的知名度を誇るハンドガンのため、映画・ドラマ・ゲームに頻繁に登場します。

映画・ドラマでの登場

ジョン・ウィックシリーズ(2014年〜):キアヌ・リーブス演じる伝説の殺し屋ジョン・ウィックが使用するメインウェポンの一つ。流れるようなガン・フー(銃を使った格闘術)と合わせて、グロック19の機動性の高さが際立ちます。特にジョン・ウィック:チャプター2では、グロック19をはじめとするグロックシリーズを多用するシーンが印象的です。

24(FOX/2001〜2010年):ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)が好んでグロックシリーズを使用。現代アメリカのCTU(テロ対策ユニット)エージェントが携行する象徴的な拳銃として描かれています。

ゲームでの登場

  • レインボーシックス・シージ(Ubisoft):多数のオペレーターがグロック系ピストルをサイドアームとして装備
  • コール・オブ・デューティシリーズ:現代戦を舞台にした作品でグロック系ハンドガンが多数登場
  • PUBG(PlayerUnknown's Battlegrounds):序盤の定番ピストルとしてグロック系モデルが登場
  • タルコフ(Escape from Tarkov):リアル志向のFPSでグロック19が精密に再現されており、ゲーム内でも高い人気を誇る

グロック19のエアガン詳細レビューはこちらをご覧ください。

グロック19を選ぶ際のポイント:実銃・エアガン共通

グロック19は世界標準の実銃ですが、サバゲーや撮影用途でエアガンを選ぶ際にも、実銃の特性を理解しておくことで「なぜグロック19が人気なのか」がより深く理解できます。

長所

  1. 信頼性の高さ:グロックシリーズ伝統の作動信頼性。砂・泥・水への耐性が高い
  2. シンプルな操作:外部ハンマーなし、デコッキングなし。抜いてトリガーを引くだけのシンプルな操作
  3. 軽量性:ポリマーフレームにより、同クラスの金属フレーム拳銃より大幅に軽い
  4. マガジン互換性:グロック17・26・34のマガジンとの互換性があり、装弾数を柔軟に変えられる
  5. カスタマイズ性:市場に豊富なカスタムパーツが出回っており、用途に応じた改良が容易

注意点(実銃)

  1. Safe Actionの理解:グロックは外部安全装置(マニュアルセーフティ)を持たない。誤操作に対する注意が必要
  2. グリップの特性:大きな手の人にはグリップがやや小さく感じる場合がある(Gen4以降はバックストラップで調整可能)

よくある質問

グロック19の装弾数は何発ですか?

グロック19の標準マガジン容量は15発です。薬室に1発を含めると合計16発を携行できます。

さらに、グロック17(17発)のマガジンとの互換性があり、大容量の延長マガジン(33発)も市販されています。用途に応じて柔軟に弾数を変えられるのもグロック19の強みの一つです。

グロック19とグロック17の違いは何ですか?

最も大きな違いはサイズと装弾数です。

  • グロック17:全長204mm、バレル114mm、装弾数17発
  • グロック19:全長187mm、バレル102mm、装弾数15発

グロック17に比べてグロック19は全長が17mm、バレルが12mm短くなっています。携行性ではグロック19が優れ、弾数ではグロック17が2発多い。世界的に見ると、グロック19の方が販売数が多く「最も実用的な選択肢」として評価されています。詳しくはグロック17・19・26の比較コラムを参照してください。

グロック19はなぜ世界で最も人気のある拳銃なのですか?

グロック19が世界で最も多く購入されているハンドガンの一つである理由は次の通りです:

  1. サイズと装弾数のバランス:コンパクトながら15発の大容量を確保
  2. 信頼性:グロックシリーズ伝統の高い耐久性・作動信頼性
  3. 軽量性:ポリマーフレームにより、金属フレーム拳銃より軽い
  4. 汎用性:法執行・軍用・コンシールドキャリーすべてに対応
  5. FBIの採用:米国最高の捜査機関が認めた品質と実績

グロック19のエアガンはどれがおすすめですか?

国内で入手しやすい主要エアガンを比較すると以下の通りです。

モデル メーカー 特徴 おすすめ対象
グロック19 GBB 東京マルイ 国内最高品質・安定作動 入門〜中級
グロック19 Gen5 GBB VFC 実銃に近い操作感・質感 中級〜上級
グロック19 GBB WE Tech コストパフォーマンス重視 コスパ重視

エアガン初心者の方は、まずエアガン入門ガイドもあわせてご覧ください。

グロック19の口径と弾薬について教えてください

グロック19は9×19mmパラベラム弾(9mmルガーとも呼ばれる)を使用します。

9mmパラベラムは世界で最も普及した拳銃弾で、反動が管理しやすく、弾薬の入手性が高いのが特徴です。NATO標準弾薬としても採用されており、世界中の軍・警察で広く使用されています。停止力・貫通力・反動管理のバランスが優れた弾薬として、現代のハンドガンのデファクトスタンダードとなっています。

グロック19はいつ開発されましたか?現在も製造されていますか?

グロック19は1988年に発売されました。グロック17(1982年)の成功を受け、より携行性を高めたコンパクトモデルとして開発されています。

現在はGen5(2017年発売)が最新世代で、現在もグロック社(オーストリア)が製造・販売を続けています。軍・警察向けの特殊モデルや、MOS(ドットサイト対応)モデルなど、継続的に進化を続けています。

グロック19はゲームや映画に登場しますか?

はい、多数のエンターテインメント作品に登場します。

映画ではジョン・ウィックシリーズ(キアヌ・リーブス主演)でメインウェポンの一つとして登場。ドラマでは24でジャック・バウアーが使用します。ゲームではレインボーシックス・シージコール・オブ・デューティシリーズ、PUBGなど、現代設定の作品に幅広く登場します。

グロック19のエアガンでサバゲーはできますか?

はい、グロック19のエアガンはサバゲーのサイドアーム(副武装)として使用できます。特に東京マルイ製ガスブローバックは国内の安全基準を満たしており、インドア・アウトドア問わず多くのフィールドで使用可能です。

ガスブローバック方式は気温の影響を受けやすく、冬場のパワー低下に注意が必要ですが、夏場や室内フィールドでのサバゲーには最適です。サイドアームとして携行しやすいコンパクトサイズが、グロック19エアガンの最大の魅力です。

サバゲー初心者のエアガン選びはこちら

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まとめ

グロック19は、世界で最も愛されるコンパクトハンドガンとして1988年の登場から35年以上にわたって進化し続けています。本記事のポイントをおさらいします。

  • 装弾数15発(+1):コンパクトサイズ最大クラスの容量を誇る
  • 全長187mm:グロック17より17mm短い絶妙なコンパクトサイズ
  • Gen1〜Gen5:35年にわたり継続的に改良を重ねた長寿モデル
  • 世界60カ国以上の軍・警察が採用する信頼性と実績
  • FBI標準装備に選ばれた品質保証
  • 映画・ゲームでも大活躍:ジョン・ウィック、レインボーシックスなど多数の作品に登場

「一丁だけグロックを選ぶなら」という問いへの答えは、多くのプロが口を揃えてグロック19を挙げます。コンシールドキャリーからスポーツ射撃、法執行用途まで幅広く対応する「ゴルディロックス・グロック」こそ、グロック19の真骨頂です。


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