HOME/COLUMNS/【米軍制式採用】モスバーグ 590A1 完全ガイド|実銃スペック・歴史・エアガン…
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 口径 | 12ゲージ(18.5mm) |
| 作動方式 | ポンプアクション |
| 装弾数 | 9発(マガジンチューブ8+薬室1) |
| バレル長 | 508mm(20インチ) |
| 全長 | 1,041mm |
| 重量 | 3,220g |
| 製造国 | アメリカ |
| 導入年 | 1987年 |
| 主な用途 | 軍・警察・民間 |
| 米軍制式採用 | 2012年 |
モスバーグ 590A1(Mossberg 590A1)は、アメリカのO.F.モスバーグ社が1987年に発売したミリタリーグレードのポンプアクションショットガンです。民間・法執行機関向けに広く普及したモスバーグ500シリーズをベースに、米軍の厳格な調達規格MIL-S-3443を満たすために大幅に強化されたモデルです。
最大の特徴は、軍用仕様ならではの堅牢な作りです。通常のモスバーグ500とは異なり、ヘビーウォールバレル(肉厚バレル)・金属製セーフティレバー・金属製トリガーガード・アルミニウム製レシーバーを採用。過酷な戦闘環境での耐久性を追求しています。
2012年には米陸軍が「ソルジャー・エンハンスド・ショットガン(SES)」として大量調達を決定し、現在も米陸軍・海軍・海兵隊・沿岸警備隊などに配備されています。世界最強レベルの軍隊に認められた、まさに「本物の軍用ショットガン」といえます。
O.F.モスバーグ社は1919年創業のアメリカを代表するショットガンメーカーです。1960年代に発売されたモスバーグ500シリーズは、民間・法執行機関向けのポンプアクションショットガンとして大ヒットし、全世界で1,000万丁以上が生産されました。
モスバーグ500の成功を受けて、軍・警察特殊部隊からより堅牢な仕様の要求が高まりました。その答えとして1987年に登場したのが590シリーズです。マガジンチューブをバレルキャップで固定する構造により、装弾数を最大9発まで増やすことに成功しました。
590Aシリーズが500シリーズと決定的に違う点は、アメリカ軍の調達規格MIL-S-3443への対応です。この規格は軍用銃に求められる耐久性テストであり、以下の改良が施されました。
これらの改良により、泥・砂・海水・極寒などの過酷な環境下でも確実に作動する信頼性を獲得。2012年には遂に米陸軍の制式ショットガンとして採用されるに至りました。
タクティカルショットガンの二大定番、モスバーグ590A1とレミントン870(レミントン870の詳細はこちら)を比較してみましょう。
| 項目 | モスバーグ 590A1 | レミントン 870 |
|---|---|---|
| 口径 | 12ゲージ | 12ゲージ |
| 作動方式 | ポンプアクション | ポンプアクション |
| 装弾数 | 最大9発 | 最大8発 |
| 重量 | 3,220g | 約3,600g |
| バレル長 | 508mm | 457mm〜660mm |
| セーフティ位置 | トップ(親指操作) | トリガーガード前 |
| 軍用規格 | MIL-S-3443 | なし(民間・警察向け) |
| 価格帯(米国市場) | $700〜$900 | $500〜$700 |
| 特徴 | 軍用堅牢性・大容量 | 信頼性・普及度 |
両者の最大の違いはセーフティの位置です。モスバーグ590A1はトップマウントのアンビセーフティ(左右両用)で、手袋をした状態でも素早く操作できます。一方のレミントン870はトリガーガード前のセーフティで、確実なオン/オフ確認ができます。どちらが優れているかは使用状況や好みによりますが、軍・法執行機関では両モデルとも採用実績があります。
装弾数ではモスバーグ590A1が最大9発と有利。重量はレミントン870の方がやや重い傾向にあります。軍用認証という点ではモスバーグ590A1が優位です。
モスバーグ590A1はFPSゲームでも人気の高い銃です。
Call of Duty: Black Opsでは「Mossberg 590」として登場し、その強烈な近距離火力が多くのゲーマーに愛されました。Battlefield 3・4でも実名近くで登場し、現代戦ゲームにおける「タクティカルショットガンの定番」として描かれています。
ゲームでは近距離での圧倒的な一撃必殺性と、ポンプアクションのリロードモーションのリアルさが高く評価されています。これは実銃の12ゲージ散弾による近距離制圧力を忠実に再現したものです。
ゲームでの活躍と実銃としての軍用実績の両面から、「ショットガンといえばモスバーグ590A1」という認知が世界中に広まっています。
12ゲージのバックショット弾(通常9粒の大型散弾)を使用すると、30〜50メートル以内での制圧力は拳銃やサブマシンガンを大きく上回ります。建物のドアブリーチング(強制突入)やCQB(近接戦闘)において、一発で複数の目標に対応できる広範囲の散弾効果が大きな利点です。
米軍・SWAT・特殊部隊が採用している理由のひとつがここにあります。
ポンプアクションは「手動で弾を薬室に送り込む」シンプルな機構のため、故障リスクが極めて低い作動方式です。泥・砂・水没後でも確実に作動し、不発弾の場合も次弾を手動で送り込むことで対処できます。
自動装填式(セミオート)のショットガンと比べると連射速度は劣りますが、信頼性の高さでポンプアクションに軍配が上がります。これが軍や法執行機関が今日もポンプアクションを採用し続ける理由です。
590A1はピカティニーレール(MILスペックレール)の装着が容易で、以下のようなアクセサリーに対応します。
実際にアメリカ軍の現場では、射撃用ライトやレーザーサイトを装着した「完全武装」の590A1が運用されています。
モスバーグのポンプアクションショットガンシリーズを整理してみましょう。
| モデル | 対象用途 | 主な特徴 | 装弾数 |
|---|---|---|---|
| モスバーグ 500 | 民間・狩猟・スポーツ | 汎用・バリエーション豊富 | 最大6発 |
| モスバーグ 590 | 法執行機関・防衛 | 大容量マガジン・堅牢性強化 | 最大9発 |
| モスバーグ 590A1 | 軍・特殊部隊 | MIL規格認証・最高水準堅牢性 | 最大9発 |
| モスバーグ 590M | 民間・競技 | ガスブロックマガジン・高速リロード | 最大20発 |
最もシンプルで入手しやすい500シリーズ(モスバーグ 500の詳細はこちら)から、最高の堅牢性を誇る590A1まで、用途に合わせて選択できるのがモスバーグの強みです。
モスバーグ 590A1のリアルな外観と操作感を楽しめるエアガンが複数のメーカーから発売されています。
590A1のエアガンは主にスプリング式ポンプアクションモデルです。ポンプを引くたびにBB弾を装填する操作感は実銃に近く、「ガシャッ」という独特の手ごたえがサバゲーの没入感を高めます。電池不要で動作するため、メンテナンスが簡単なのも大きなメリットです。
3発同時発射タイプのモデルもあり、1回のポンプで3発のBB弾が同時に発射されるため、近距離での命中率が大幅に向上します。実際のサバゲーフィールドでの近接戦において、電動ガンとは一味違う戦術を楽しめます。
S&Tが製造する590A1の定番エアガン。ポンプアクションで3発同時発射が可能で実銃に近いフォルムを再現しています。ピカティニーレール装備で各種オプションの取り付けにも対応。ショットガンの醍醐味を存分に味わえるモデルです。
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CYMAのコストパフォーマンスに優れた590A1ベースモデル。全長約1,000mmの実物大サイズで3発同時発射が可能。電池不要でサバゲーに手軽に参戦できるエントリーモデルとして人気が高く、初めてショットガンエアガンに挑戦する方に最適です。
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Double Eagle製の590A1タイプ。手頃な価格で入手できる初心者向けモデルで、ポンプアクションの感触を楽しみながらリアルな外観を再現しています。カジュアルなサバゲーやコレクション用に最適な一丁です。
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最大の違いはマガジンチューブの構造です。590A1はバレル先端のキャップで固定する設計で、装弾数を最大9発まで増やせます。また、590A1は米軍調達規格MIL-S-3443に対応するため、ヘビーウォールバレル・金属製セーフティ・金属製トリガーガードを採用。500シリーズが民間・狩猟向けの汎用設計であるのに対し、590A1は軍・特殊部隊向けの最高堅牢性を追求したモデルです。
スタンダード構成ではマガジンチューブ8発+薬室1発の計9発装填可能です。バレル長や仕様によって異なる場合もありますが、米軍が採用するミリタリー仕様では最大9+1発が標準的です。他のポンプアクションショットガン(レミントン870の標準6〜8発)と比べても装弾数の多さは大きな利点です。
2012年に米陸軍がソルジャー・エンハンスド・ショットガン(Soldier Enhanced Shotgun:SES)として大量調達を決定し、制式採用されました。採用のポイントはMIL-S-3443規格クリアによる信頼性と、近接戦闘での高い有効性。現在も米陸軍・海軍・海兵隊・沿岸警備隊などに配備されており、世界中の軍・法執行機関にも輸出されています。
**12ゲージ(18.5mm)**です。世界で最も普及したショットガン口径で、バードショット・バックショット・スラッグ弾など豊富な弾種が入手できます。バックショット弾(大型散弾9粒)を使用した場合の近距離制圧力は圧倒的で、これが軍・警察が12ゲージを選ぶ主な理由のひとつです。
Call of Duty: Black Ops、Battlefield 3・4、Fallout 4など多数のFPSゲームに実名または近い名称で登場します。ゲーム内では近距離戦での圧倒的な一撃必殺性を誇るショットガンとして描かれており、「ショットガン使い」を自認するゲーマーに特に人気があります。実銃同様のポンプアクションのリロードモーションが再現されている作品も多く、リアリティの高さが評価されています。
S&T、CYMA、Double Eagleなど複数のメーカーからスプリング式ポンプアクションエアガンが発売されています。価格帯は8,500円〜18,000円程度で、いずれも実銃に近い外観を持ちます。3発同時発射機能を持つモデルもあり、近距離戦でのヒット率向上に貢献します。電池不要で動作するため、手軽にショットガンの醍醐味を楽しめます。
実銃の重量は約**3,220g(3.22kg)**です。バレル長508mm(20インチ)で全長1,041mm。スリングやライト・サイトなどのアクセサリーを装着した実戦仕様では4kgを超えることもあります。レミントン870(約3,600g)と比較するとやや軽量で、長時間の携行にも比較的有利です。
モスバーグ 590A1は、米軍MIL規格を満たす本格タクティカルショットガンとして世界的に高い評価を得ています。
主なポイント:
ショットガンの世界をより深く知りたい方は、最強ショットガンランキングもあわせてご覧ください。他の有名ショットガンとの比較や、タクティカルショットガンの選び方を詳しく解説しています。
また、モスバーグの兄弟モデルであるモスバーグ 500の詳細も参考にしてみてください。用途・予算に合ったショットガン選びのヒントが見つかるはずです。
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