HOME/COLUMNS/グロック43完全ガイド|コンシールドキャリー最強の9mmスリムピストル 装弾数・…
グロック43(Glock 43)は、2015年に発売されたグロック社のシングルスタック・コンシールドキャリー専用ピストルです。幅わずか26mm、重量510gという超スリム設計に、グロックの高い信頼性と9mm口径の実用性を凝縮した一丁として、アメリカを中心に爆発的に普及しました。
「グロック43 装弾数」「グロック 口径」「グロック 何発」といった検索クエリが示すように、グロック43に興味を持つ人は多い一方、詳しい解説記事は意外と少ないのが現状です。本記事では、実銃スペックの詳細から他モデルとの比較、コンシールドキャリーとしての実用性、そして日本で入手できるエアガンまで徹底的に解説します。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 口径 | 9mmパラベラム(9×19mm) |
| 装弾数 | 6+1発(チャンバー含む) |
| 全長 | 159mm |
| バレル長 | 86mm |
| 幅 | 26mm(シングルスタック) |
| 重量(空) | 510g |
| 発売年 | 2015年 |
| 製造国 | オーストリア |
| 主な用途 | コンシールドキャリー(民間・警察オフデューティ) |
| 安全機構 | 3重安全(トリガー・ファイアリングピン・ドロップ) |
グロック社は長年、ダブルスタックマガジンを採用した大容量ピストルをラインナップの中心に据えてきました。グロック17(17発)、グロック19(15発)、グロック26(10発)はいずれもダブルスタック設計です。
しかし、アメリカの民間市場では隠し携帯(コンシールドキャリー)のニーズが年々高まり、スリムで軽量なシングルスタックピストルへの需要が急増していました。SIG SAUELのP938やスプリングフィールドArmoryのXD-Sなど、競合他社がこの市場に続々参入する中、グロックはついに2015年のSHOT Showでグロック43を正式発表しました。
発表直後から注文が殺到し、グロック43は2015年の民間向けピストル売上ランキングで上位を独占します。コンシールドキャリー市場での存在感は抜群で、2019年にはグリップを延長しマガジン容量を10発に増やしたグロック43Xも発売されています。
グロック17の基本スペックについてはこちらで詳しく解説しています。
グロック43は**9mmパラベラム(9×19mm)**を使用します。これはグロック17・グロック19・グロック26と同じ弾薬で、ユーザーが複数のグロックを所有している場合でも弾薬を共用できる利点があります。
9mmパラベラムは現代の軍・警察が最も広く採用する拳銃弾で、反動が管理しやすく、弾速は約375m/s(マズルベロシティ)、エネルギーは約500Jです。初速が高く、制圧力と操作性のバランスが優れているため、コンシールドキャリーとしても最適です。
シングルスタックとは、弾丸をマガジン内に一列に並べる方式です。ダブルスタック(二列配置)と比べてマガジン幅が薄く、グリップ幅を大幅に削減できます。
わずか4mmの差でも、ホルスターに収めた際の快適さや衣服への膨らみは大きく変わります。
バレル長86mmはコンパクトカテゴリでも短い部類に入ります。これによって携帯性は高まりますが、有効射程距離は標準的なフルサイズピストル(バレル長114mmのグロック17)より短くなります。
実用的な自衛距離(10〜15メートル以内)での命中精度は十分で、警察の訓練基準を十分満たすレベルです。
グロック43を選ぶ際に比較検討されやすい同社モデルとの違いを整理しました。
| モデル | 口径 | 装弾数 | 全長 | 幅 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Glock 43 | 9mm | 6+1 | 159mm | 26mm | 510g | コンシールドキャリー特化 |
| Glock 43X | 9mm | 10+1 | 165mm | 26mm | 517g | 43の大容量版 |
| Glock 26 | 9mm | 10+1 | 165mm | 30mm | 615g | サブコンパクト標準 |
| Glock 19 | 9mm | 15+1 | 187mm | 30mm | 672g | コンパクト主力モデル |
| Glock 17 | 9mm | 17+1 | 202mm | 30mm | 705g | フルサイズ標準 |
グロック43は携帯性を最優先した場合の選択肢。グロック43Xは携帯性と容量のバランスを取りたい場合に適しています。
グロック17・19・26の詳細比較はこちらも参照してください。
コンシールドキャリー(CCW: Concealed Carry Weapon)において重要な要素は次の3点です。
グロック43は幅26mm・重量510gという数値が示すように、すべての条件を高水準で満たしています。特に薄さは同等クラスの競合製品と比較してもトップクラスです。
コンシールドキャリーにはホルスターの選択が重要です。グロック43に対応したホルスターはIWB(インサイドウエストバンド)タイプが特に人気で、ベルトラインの内側に装着することでより目立たないキャリーが可能です。
グロック43は民間用として開発されましたが、多くの警察機関でオフデューティ(勤務時間外)の携帯銃としても採用されています。FBI・米国法執行機関が採用する銃についてはFBI拳銃の歴史と選定基準で詳しく解説しています。
グロック社全モデルに共通する「セーフ・アクション」システムを採用しています。
外部に突起するマニュアルセーフティが存在しないため、素早いドロウ(抜銃)が可能。コンシールドキャリーでは緊急時の即応性が重要で、この設計が高く評価されています。
グロック43はダブルアクションオンリー(DAO)に近いストライカー式アクションを採用。ハンマー式と比べて低プロファイルで、衣服への引っかかりが少ないのがコンシールドキャリーに向いている理由のひとつです。
ハンドガンのスペック・性能比較についてはこちらもご覧ください。
アメリカでは約20の州でコンシールドキャリーライセンス(CCW)の取得が比較的容易で、護身用拳銃として多く使用されています。グロック43はその軽量・コンパクト設計から、特に体格の小さい女性ユーザーにも高い人気があります。
多くの警察署では勤務時間外でも拳銃の携帯を義務付けており、バックアップガンとして採用されるケースも多数あります。
軍や警察の一部では、プライマリウェポン(主要火器)に加えてバックアップガン(BUG)を携帯します。グロック43はサイズと信頼性のバランスが優れており、この用途にも適しています。
2015年1月のSHOT Show(ネバダ州ラスベガス)でグロック43が正式発表。シングルスタック9mmという市場のニーズに答えたこのモデルは、発表後わずか数週間で北米の主要銃器販売店で予約が埋まりました。
グロック43Xはグロック43のスライドをグロック43と同サイズに保ちながら、グリップフレームを延長してマガジン容量を10発に増加させたモデルです。グロック43の「装弾数が少ない」という弱点を克服した進化版として人気を博しています。
グロック45の詳細はこちらもあわせてどうぞ。
| モデル | 発売年 | 特徴 |
|---|---|---|
| Glock 43 | 2015年 | シングルスタック原型 |
| Glock 43X | 2019年 | グリップ延長・10発マガジン |
| Glock 43X MOS | 2019年 | 43X+オプティクスカット対応 |
標準マガジンで6+1発(チャンバー1発含む合計7発)です。マガジン自体は6発入りのシングルスタック設計で、他のグロックと比べると少なめです。ただし、サードパーティーの延長マガジンを使用すれば8〜10発まで対応可能です。また、グロック19のマガジン(15発)も一部互換性があり、延長バンパーを使ってグロック43で使用できるという変則的な使い方も存在します(ただし推奨されません)。
**9mmパラベラム(9×19mm、9mmルガーとも)**です。グロック17・19・26と同じ弾薬で、調達・保管のしやすさから人気があります。9mmは.40 S&Wや.45 ACPに比べて反動が穏やかで、コントロールしやすい点もコンシールドキャリーに向いています。
最大の違いはグリップの長さとマガジン容量です。グロック43はグリップが短く6+1発ですが、グロック43Xはグリップが延長され10+1発のマガジンを使用します。スライド幅は両モデルとも同じ26mmで、コンシールドキャリー時の隠蔽性は大差ありません。どちらを選ぶかは、「最小限のサイズを優先するか、容量を増やしたいか」で判断します。
空(マガジンなし)で510gです。弾薬6発を装填した場合は約570g程度になります。これは同じ9mmのグロック26(空615g)より軽く、コンシールドキャリーとして長時間携帯しても疲れにくいのが特徴です。
実銃を日本で所持することは一般的に禁止されていますが、グロック43のエアガンはUmarex・WE・KJ Worksなどのメーカーがガスブローバックモデルを製造しており、日本の法規制(銃刀法・東京マルイ規格の初速制限)に対応したモデルが国内で販売されています。サバゲーや射撃体験施設での使用が可能です。
グロック独自の「セーフ・アクション」機構(3重安全)により、非常に高い安全性を誇ります。意図的にトリガーを引かない限り暴発しない設計で、米国の各種安全テスト(落下試験、衝撃試験)をクリアしています。ただし、いかなる拳銃でも適切な保管・取り扱いが最重要であることは変わりません。
IWB(インサイドウエストバンド)タイプが最もポピュラーです。Blackhawk、Safariland、Alien Gear Holstersなどが専用ホルスターを販売しています。OWB(アウトサイドウエストバンド)タイプは射撃練習に向いています。グロック43専用のホルスターは豊富に揃っており、選択肢に困ることはありません。
基本的にはグロック43専用マガジン(6発・シングルスタック)のみ互換性があります。グロック17・19のダブルスタックマガジンは互換性がありません。ただし、Pearce GripやMagPulなどのアクセサリーメーカーが、グロック43のベースパッドに装着してより大きなマガジンを使いやすくする拡張パーツを販売しています。
グロック43の操作感・外観をリアルに再現したガスブローバックエアガンを3機種紹介します。いずれも日本の法規制に対応しており、サバゲーや射撃体験で楽しめます。
Umarexはグロック社の公式ライセンスを取得しており、実銃のロゴ・�刻印を忠実に再現したモデルです。フレームの素材・質感もリアルで、グロック43の外観を最も忠実に表現しているブランドのひとつ。
🛒 楽天で購入 | 🔍 Amazonで検索 | 詳細を見る
WE(WE Tech)はフルメタルスライドのモデルを展開しており、ズッシリとした重量感が実銃に近い射撃体験を提供します。価格帯もリーズナブルで、入門者にもおすすめのブランドです。
🛒 楽天で購入 | 🔍 Amazonで検索 | 詳細を見る
KJ Worksは耐久性と精度の高さで知られるメーカー。長期間使用しても性能が落ちにくく、ゲーム使用にも適しています。グロック43のスリムなグリップを正確に再現しており、ホルスターへの収まりも実銃に近いです。
🛒 楽天で購入 | 🔍 Amazonで検索 | 詳細を見る
グロック43は「コンシールドキャリー専用」という明確なコンセプトのもと設計された、グロックシリーズ随一の薄型ピストルです。
装弾数がグロック26(10発)より少ないのは唯一の弱点ですが、携帯性・隠蔽性・信頼性においてこのサイズクラスのトップに位置する一丁です。容量を優先するなら後継のグロック43Xも選択肢に入ります。
グロック17・19・26・45など他モデルとの違いについてはグロック全モデル口径・スペック比較でも詳しく解説しています。エアガンとしてのグロック19レビューはこちらで、グロック26サブコンパクトの詳細はこちらで確認できます。
// RELATED GUN
オーストリア · 2015年
Glock 43
// AIRSOFT PRODUCTS
// GEAR & CONSUMABLES
// RELATED COLUMNS
// SUPPORT GUNSDB
GUNsDBはすべてのコンテンツを無料で提供しています。
役に立ったと感じたら、コーヒー1杯分の支援をいただけると嬉しいです。
アカウント不要 · 任意の金額